ゴミ屋敷に住む人の心理状態と解決策
ゴミ屋敷住民はなぜゴミを溜めるの?
たくさんのゴミで異臭もするし、どうして住んでいる人は気にならないの?
ゴミ屋敷を解決するため、ゴミ屋敷に住む人の心理がどうなっているのか?知りたいと考えている人は多いです。
近所にゴミ屋敷があったとして、「ゴミを片付けて欲しい」とその住人に言っても、本人がその気にならないと解決は困難です。
しかし住人の心理を知ることで、解決の糸口が見えるかもしれません。
この記事では、ゴミ屋敷に住む人の心理と、ゴミ屋敷の解消方法を解説していきます。
ゴミ屋敷に住む人の心理・気持ちを理解し、その人に合った解決策を導き出しましょう。
ゴミ屋敷に住む人に当てはまりやすい心理6つ
ここまでお話した内容の通り、ゴミ屋敷ができてしまう原因は人それぞれです。
近所に住むゴミ屋敷の住民がどんな気持ちでゴミを溜めているのか聞き、心理に合った対処を行うのが大切です。
ゴミ屋敷に住む人の心理状態を変える方法
ゴミ屋敷に住んでいる人が、自力で今の心理状態を変えるのは非常に難しいです。
一人暮らしの場合、指摘をする人が誰もいない状態に陥りがちなので住民の気持ちを変えるのはさらに厳しいでしょう。
また明らかにゴミだと判別されるものでも、個人のものには所有権が認められるため勝手に処分できません。
しかし住民の家族や、他の近隣住民などと連携して、心理状態を変えるきっかけを与えることは可能です。
ゴミ屋敷の住民に怒りをぶつけるのではなく、以下のような方法で相手を理解し、ゴミを捨てることの大切さを感じてもらいましょう。
自治体と協力して住民の話を聞く
ゴミ屋敷に住む人の心理を知るためには、住民の話を落ち着いて聞ける場を設けることが大切です。
住民と直接話せそうな状態であれば、最近の事情を聞いたり、悩みを聞くことが可能です。
しかし、住民が話し合いを頑なに拒否する場合は、自治体に相談してください。
自治体によってゴミ屋敷条例というものがあり、条例が制定されている自治体では、ゴミ屋敷住人の支援やサポートを行います。
また必要に応じて代執行というゴミの強制撤去も可能です。
ゴミ屋敷条例のない自治体であっても、市民からの相談を受けてゴミ屋敷の住民と話すことはできます。
一緒に立ち会うことも場合によっては可能なので、自治体の人の力を借りて今後どう対処すべきか一緒に話し合いましょう。
キレイな部屋に住んでもらう
ゴミ屋敷の住民やその家族とある程度話ができそうな場合、しばらく整理整頓された綺麗な部屋で過ごしてもらうのが効果的です。
ホテルなど清潔で整った空間にいてもらえれば、ゴミのない暮らしの快適さを体感し、知る事ができるからです。
また、ゴミ屋敷の住民が家族の場合は、整頓された自分の家に招待するのもおすすめです。
ゴミ屋敷の住民はゴミだらけの生活に慣れており、片付けようという気力を失っている可能性があります。
ゴミのない生活を体験してもらい、今の自分の家を客観的に見るきっかけを作ってみてください。
ゴミを捨てる場所を明確にする
ゴミ屋敷に慣れてしまうと、ゴミを捨てる習慣がなくなってしまいます。
そのため、ゴミを捨てられず不要なものをそこら中に放置してしまいがちです。
片付けに賛成していない住民が相手でも、ゴミ捨て場を決めれば明らかに不要なものを捨てるようになる可能性は高いでしょう。
ゴミを捨てる場所がすぐわかるよう、大きなゴミ箱を置くのが効果的です。
部屋のわかりやすい場所にゴミ箱を置けば、自然と必要なもの、不要なものを判断する能力が養われます。
ゴミを出す習慣が付けば、部屋の中のものは自然と減っていくでしょう。